2008年05月02日

クライマーズ・ハイ




クライマーズ・ハイ


いやー、素晴らしい作品だった。
電車内で目頭が熱くなって、我慢するの大変な場面が何度もあった。

男気溢れる熱い作品。
会社人間も、そーでない人も、主人公の悠木の気持ちは理解出るはず。
こんな人間臭いヒーローはなかなかいないよ。


横山秀夫の最高3作品。
クライマーズ・ハイ
震度0
半落ち
posted by マクセリオン at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月06日

NEXT





マイクル・クライトン
小説
遺伝子技術をテーマにした作品。ジュラシック・パークのようなアドベンチャーはない。
遺伝子技術の進歩により、遺伝子の特許などお金を生み出す部分の問題点がテーマとなっていた。

今まで、何作も彼の作品を読んできたけど、一番面白くない。
短編小説をまぜてる感じ。話がポンポン飛ぶ。メインがない。群像劇のように最後に、ひとつになるのかなぁと思いきや、そーはならない。くっつく話もあるのだけど、それほど深く繋がるわけでもない。
読みにくいし、とっつきにくい作品だった。
そんな形になったであろう理由は、下巻の訳者あとがきに書かれている。

だけど、この作品はいろいろと考える部分がった。
遺伝子技術は、大きく進歩している。クローン技術で生まれた牛肉が、安全でありそろそろ販売も開始されるみたいだ。日本では、販売を検討する委員会が発足したとか。そんなニュースが今朝の新聞に載っていた。
遺伝子導入、遺伝子組み換え。クローン羊のドリーが誕生したとき、みなは驚いた。それだけだった。その先にある嫌悪感を意識はしなかった。それは遠い遠い先のことだと思っていたし、想像もつかなかったからだろう。
それが、現実になりつつある。クローン牛を食べられますか??嫌悪感を懐く人は多いと思う。今から、クローン技術を止めることはできないだろう。その裾野は広がりすぎてまとめられないだろう。
人間の生活に大きく影響を及ぼすときになって、はじめて人間は考える。
地球温暖化もそうだ。だから、今からきちんとルールを作るべきだ。

でも、小説には遺伝子組み換え、クローンの食用については描かれていない。
基本的には、遺伝子特許と大学と企業の密接な関係により、純粋な研究が行なわれず、お起きの人の不利益にな(恐怖の存在でも描かれていた構図)。

きちんとしたルールさえ作れば、遺伝子技術はすごく明るい未来を提供してくれることだろうとは思うけど、なんか気味が悪い感じだ。


マイクル・クライトン
タグ:NEXT
posted by マクセリオン at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月06日

小説「夢見る黄金地球儀」





夢見る黄金地球儀

自動回転地球儀
グラス地球儀付置時計
夜の地球儀


以下、軽くネタバレあります。




桜宮市を舞台にした黄金地球儀強奪作戦。
海堂尊の「ブラックペアン1988」で、たしか猫田が、完成したばかりの黄金地球儀を観にいきましょうってデートの約束をしていたはず。
それから時がたって、2013年。黄金地球儀を、盗まないか?って親友がやってくる。

その友人のジョーが、軽くて、緊張感が0のキャラクターで全然、はまれなかった。
最後に、ちょっとカッコいい男の友情再確認。って感じで、好きにはなったけど、それは主人公の平沼平介がカッコいいからであって、ジョーがよかったんじゃないんだけど。

黄金地球儀をあっさり盗み出せてしまって、どーなんの??さらに、盗んだ黄金の中身が空っぽ。どーなんの??って後半に突入。
それから、あっという間の展開で、騒動はけりがつく。
全体的に軽い。軽いからサクッと読めるんだけど、海堂の作品を読んできて、論理的な対決がないからなのか、なんだか物足りない。

物理学の薀蓄、知識をもう少し盛り込んで、難しいことを論理を簡単に説明しちゃうキャラがいればよかったんじゃないかなと思う。

ナイチンゲールの沈黙の浜田小夜と患者だった瑞人も登場。S4エージェンシーって探偵みたいな会社をやってる。ここに危機管理依頼をしている。平介の依頼の後に、平介の父からも依頼を受けて、黄金地球儀のからくりを知り、生中継を仕込んだりしたみたいだ。
小夜が、看護師に戻るのは厳しいだろうけど、ブラックな世界に足を突っ込んでるのが、ちょっと嫌。瑞人のために、純粋な気持ちで犯罪に加担してしまったのとは違うんだし。
そのほかにも、桜宮病院のでんでん虫火事の事もでてきた。

海堂作品を読んできた人は、楽しめるかも。





実に、カッコいい。映像は綺麗なんだけど、カッコいいんだ。
美しい映像に、個人的にアフリカっぽいと感じる音楽が、心を躍らせ、振るわせる。心の底からワッーと立ち上ってくるワクワクする気持ち。これから何が始まるのだろうか・・・そんなドキドキする期待感を膨らませてくれる、とってもいい作品だった。
きっと、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新しいアトラクション「ファンタスティック・ワールド」は、こんなワクワク、ドキドキを与えてくれるアトラクションなんだろうな。

posted by マクセリオン at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月18日

螺鈿迷宮





螺鈿迷宮

高級螺鈿シリーズ
硯箱 螺鈿(らでん) 高岡漆器 寒椿
【最高級品】全面&内面螺鈿ジュエリーケース・四角形
螺鈿花瓶 鳳凰
螺鈿(らでん)紫檀のテレビ台<30170>


東城大学付属病院のお隣にある翡翠院桜宮病院が舞台。
バチスタスキャンダルから一年半後?ジェネラルルージュの凱旋で看護師研修していた姫宮が結構活躍。ジェネラルの時に感じが、彼女はデブって印象がなくなって、体格の良いバレーボール選手ってイメージに変化した。白鳥も登場したけど、論理的に戦うことはない。
それから偶然が重なりすぎ。ロジカルモンスター白鳥もびっくりだ。
話は、結構入り組んでいて最後まで、事件の真相がどーなっているのか、わからなくて楽しかった。チームバチスタよりも、ミステリーらしいんじゃないかな。

この作品では、終末期医療が取り上げられている。お金にならないから積極的に受け入れる病院は少ない。生きていればいつか死ぬ。生きる権利があるんだから、死ぬときの権利もある。どんな死に方をしたいか選択できてもいいはず。そんな尊厳死問題にも繋がってくる考えさせられる作品。桜宮病院では、患者が病院内で働いている。その仕組みはわるくないんじゃないかなと思った。自殺願望者も受け入れて自殺幇助もしている。それも死ぬ権利があるんだって考え。そこが死の権利の難しい部分だ。人生の最後の部分をどーしたいですか

話の真相は・・・主人公の東城大学の医大生、天馬大吉。幼い頃に交通事故で両親を失う。事故を起した相手から多額の賠償金を得る。おばあちゃんと暮らしていたが、祖母もなくし天涯孤独。
幼馴染の別宮に依頼されて、騙されて桜宮病院に潜入する。理由は、ジェネラルに医療品を提供していた結城の娘婿を探す事。
この娘婿の立花は死んでいる。というか殺されている。桜宮病院の長女の葵は、通り魔事件によって傷つき、その後自殺していまう。エバーミングという保存技術が施されている。その犯人が立花だった。そして、立花の父は事故を起こし多額の賠償金を背負い、自殺し保険金で支払っていた。その事故が、天馬の両親との事故。
桜宮の人間は、立花が通り魔になった原因が父の自殺にあり、その自殺の原因が賠償金であり、天馬も原因である。とありえない論理を主張し、天満の命も奪おうとするけど、間一髪助かる。そして桜宮病院は炎上し、巌雄、華緒、小百合、すみれは死亡かと思いきや、すみれは脱出。死体はエバーミングされていた葵。葵は自殺後に死亡届がだされていたので、一家四人が死んだと思われた。
タグ:螺鈿迷宮
posted by マクセリオン at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月28日

ジェネラル・ルージュの凱旋





チーム・バチスタの栄光が映画化されて、公開を控えているけど、田口先生が竹内結子ってありえないよ。絶対に男でなきゃだめだ。阿部弘が田口だったらよかったのに。

東城大学付属病院が舞台の小説
チーム・バチスタの栄光
ナイチンゲールの沈黙
ジェネラル・ルージュの凱旋
ブラックペアン1989



---ネタバレアリ---
さて、今作でも田口先生は、混乱に巻き込まれて、彼は自ら道を選択する事なく、病院長にうまく道を決められちゃってる。
そこには、同期の速水への疑惑を晴らしたい、疑惑をすんなり認められちゃった後は、彼を東城大学から手放してはいけない。それだけは、なんとか阻止しなければならいという気持ちで1杯だったんだろうけど。

速水が収賄をしている。花房も関わっている。そんな投書から、病院内での調査がはじまる。倫理委員会の沼田というねちっこい嫌な奴が登場して、リスクマネジメント委員会の田口への恨みを、バチスタスキャンダル華々しく活躍した田口を攻撃。
逸れに対して、当事者の速水は、「患者のために医師がいる。ルールは変えるためにある。」高階と同じような考えだけど、正論という剣のみで盾を持たずに、真っ直ぐに突き進むジェネラル速水。彼がかっこよかった。
病院内の政治的駆け引きというのか、ややっこしい組織体系。そんな大学病院小説。

最後に、北海道の大学へ派遣という形で決着する。ERの花房師長も病院を辞職。ブラックペアン1989にも登場した看護師。そんなキャラクターの2人が病院を去る。そして、時間軸が同じ小説「ナイチンゲールの沈黙」の看護師の浜田小夜が逮捕されて病院を出て行ったことも描かれていて、花房は速水と一緒に、北海道へ行くようだったけど、なんだか寂しい終わりに感じた。小説のタイトルのように、ジェネラルの凱旋を描いた小説をいつか書いて欲しいな。

姫宮がでてきたけど、高身長の高体重。ドジで、論理的な思考を持つ白鳥と同じような性格。喋りすぎるから喋るなと白鳥に言われて、あんまり喋らないだけ。
すごく可愛い人ってイメージがあったから、残念。
posted by マクセリオン at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする