数ヶ月前から存在は知っていたけど、なんとなく入りにくかったから、食べてなかったラーメン屋。
食券買って入店すると、お店の店主らしきおじさんが「ここは、何回目?」と聞いてきたので、「はじめてです」と答える。
店主「三週間前に味を変えたから、先入観なく食べてもらえるかな。どんなのが好きなの?」
私「うーん、(店名を出していいのかな??と思いながら)池袋だと二天とか好きですね。」
店主「それじゃ、うちのラーメンはあわないかもな」
なに??いきなり。
店主「三週間前に来てたら、あっさり系で好きな味だったはずだよ」
私「なんで変えたんですか?」
店主「25年前に作った味が好きだったから。残りのラーメン屋は、自分の好きな味を売りたい。
僕は、北島三郎とか演歌好きなんだけど、世間はサザンとか好きでしょ。25年前のラーメンは美味しかったのに、売れなかった。だから、いろんなラーメン屋を食べ歩いた。そして、当時爆発的に人気があったスナック菓子をヒントにした。
スナック菓子の大半はビーフコンソメが使用されている。だから、牛骨のラーメンを作った。そしたら、それが売れた。でも、やっぱり自分の好きな演歌で、最後は勝負したいって事で、味を全面的に変えてしまったといようりも、戻したんだ。」
そんな事を麺が茹でている時に話してくれた。
そして、出来上がったラーメンを実際に食べてみた。
美味しい。鶏がらと豚骨の味のバランスがいい。だけど、出汁の味が引いた後に残るしょっぱさ。
醤油を減らせば味がまとまるんじゃないのかな。
さらに、チャーシューもしょっぱい。スープがしょっぱめなんだから、甘辛く煮たチャーシューがあうんじゃないかな。
食券には「こってり」と書かれていたけど、こってりと油が多くはなかった。
水をがぶ飲みしたくならう、しょっぱさではない、ぎりぎりの塩加減だからなのか、後引くスープであった。
麺は、太麺。これは、美味しい。
世間にあわせた売れる商品ではなくて、自分の好きな味の商品を出す。
「がんこ」と名のつくラーメン屋である。
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